1.課目と評点(総計100点)

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試験課目 評価

(1)紐付脚側行進 10
(2)紐無脚側行進 10
(3)伏臥(停座中指示) 10
(4)立止(常歩行進中一旦停止) 10
(5)待座・招呼(停座中指示) 20
(6)障碍飛越(70cm) 10
(7)銃声確固性 20
(8)犬体検査及び一般態度 10
総 計(100点) 100

2.試験実施要領

(概略図参照・声視符は発進・停止・及び歩度・動作・方向一方向変換時のみ使用し、1回を持って原則とする)

(1) 紐付き脚側行進  10点

コースはコの字型(45歩)を基本とする。出発点で犬に脚側停座をさせる。審査員の指示により、常歩で脚側行進を開始し、第3コースの最終地点で反転後、停止したならば直ちに、犬に脚側停座をさせる。(コーナーと反転の際、犬に指示の声視符を与えて良い。)

(2) 紐無し脚側行進  10点

審査員の指示により、脚側停座した犬から引紐を外し、これを肩に掛けるか、たすき掛けにする(ポケットには入れない)。復路は最終地点より(1)の要領で第1コースの出発点に戻り、反転後、停止したならば直ちに、犬に脚側停座をさせる。(コーナーと反転の際、犬に指示の声視符を与えて良い。)

(3) 伏臥(停座中指示)   10点

出発点に停座している犬に、審査員の指示により指導手は「伏臥」を命じ、3秒後審査員の指示により脚側停座を命ずる。

(4) 立止(常歩行進中)  10点

審査員の指示により指導手は、出発地点より常歩行進中、10歩の地点で一旦立ち止まり、犬をその場に立止をさせる。その後、指導手は屈折点まで直進し、反転して再び犬のもとに戻り、(立止している犬の、向かって右側から後方を廻って)脚側に付き、審査員の指示により、廻れ右をして脚側停座を命ずる。

(5) 待座招呼  10点

脚側停座している犬に、審査員の指示により「待座」を命じ、指導手は出発点まで直進し、廻れ右をして犬に対面する。審査員の指示で犬を招呼する。犬は直接、脚側に停座するか、又は指導手の直前に停座する。声符により脚側停座を命ずる。(この時、犬は指導手の後ろを回っても、直接左脚側に停座しても良い)

(6)  障碍飛越(70m)  10点

指導手は障碍から任意の位置に犬を脚側停座させた後、審査員の指示により犬に障害を飛越させる。犬が飛越したら指導手は、声符「マテ」を命じ、審査員の指示により指導手は障害を迂回して犬のもとに戻り、審査員の指示で脚側停座を命ずる。

(7) 銃声確固性 20点

指導手は紐付きにて犬を立止させ、審査委員の指示により紐を緩めて待機し、約15m離れた位置にて発砲を行う。尚、不審があれば銃声テストは追加することがある。満点は銃声に対して注意を傾けるが泰然としている犬に限り与える。又、銃声に対して攻撃的態度を示してもその犬の指導手が制御掌握している限り重大な欠点とは認めない。銃声に対しては顕著な不安、又は逸走しようとするものは不合格とする。

(9) 犬体検査及び一般態度 10点

犬の稟性及びしつけを観察する目的をもって犬体の検査を行う(稟性に主眼を置く)。指導手は犬を紐付きにて審査員の前に立たせ、審査員は平静な態度で頭、肩、背腰部、睾丸等に触れ、又指導手に口を開かせて歯牙を検査する。
犬は犬体検査の間、泰然として不安の態度や過敏な様子、あるいは狂暴性などを現してはならない。攻撃的で接触出来ない、不安を現し、逃避しようとするものは不合格とする。
注:犬体検査の採点基準
V=威嚇的、攻撃的、大胆なもの
SG~G=過敏、危険を感じるが平静に戻るもの。初め、不安を示すが平静に戻るもの。
B=危険で一部しか触れないもの。
不安が戻らないもの。無関心、無警戒。
失格=攻撃的、危険で全く触れないもの。
不安で逃避しようとするもの。

「一般態度」とは試験中は勿論受験前後の態度を意味するものである。